物忘れとド忘れと認知症の恐怖。これもしかしてそうなの?
物忘れとド忘れと認知症の恐怖。これもしかしてそうなの?

物忘れとド忘れと認知症の恐怖。これもしかしてそうなの?

認知症

 

40歳を超え、50歳が目前に迫っている今、恐ろしく心配なことがある。

 

とにかく物忘れがひどくなった。

 

物忘れというかド忘れの方なのだろうか・・。

 

 

 

 

「人との約束」などはメモも取るし、忘れないようにスケジュール表やカレンダーなどに書き込むようにしているから問題はないのだが、人の名前とかが出てこない。

 

「あのドラマ出でていたあの、あれ、あれだよ」などというのは相当ひどいレベルになってしまった。

 

まだ芸能人の名前ならあまり困らないが、最近では人の顔が覚えられない。

 

 

 

 

さすがに数時間少人数で食事をしたりした人は覚えてられるが、そうじゃない場合は何度か会っても顔を忘れてしまうのだ。

 

これは大変に気まずい。

 

 

 

 

相手から

 

「あ、お久しぶりです!」と言われても、全然誰だかわからない。

 

(もちろんそれなりにあたかも知ってるようにふるまうけれども・・)

 

 

 

 

これはまずいと思って、飲み会などの後では、初めてあった人の顔を思い出すための自主的ワークをするのだが、

 

もうその時点で顔の中心がぼやけてしまって思い出せないこともある。

 

(末期)

 

認知症

 

今ではこんな私だが、昔は人の顔を覚えるのは得意中の得意だった。

 

仕事で会った人はもちろん、

 

接客業をしていた時も、1回来たお客さんの顔はたいてい覚えてしまう。

 

再来店の時に「また来ていただいてうれしいです」「いつもありがとうございます」という一言で相手を喜ばせる技を習得していた。

 

 

 

 

なのに・・なのに・・どうしてしまったんだ・・私は。

 

いやわかってる、これが老化というものだ。

 

 

 

 

しかし、ここでちょっと心配になることがある。

 

「まあそれなりに歳も取っちゃったし、老化はあると思うよ。うん、あるね。でもさ、もしかしてこれ認知症とか・・まさか始まっちゃったりしてないよね。大丈夫だよね?ね?」

 

 

 

 

認知症とは

 

認知症とは特定の疾患ではなく、アルツハイマー病やレビー小体型認知症、血管性認知症などの日常生活における活動を妨げる記憶力の低下や思考能力の低下を伴うさまざまな症状全般を示す用語。

 

老化による認知症は老人性認知症と呼ばれるが、65歳未満の場合も認知症にかかるケースはある。

 

これを「若年性認知症」という。この場合はそのほとんどがアルツハイマー型認知症である。

 

認知症について調べてみるとこのようなことがわかる。

 

とすると・・若いから大丈夫というのは全くないわけで、40歳すぎから認知症がはじまってしまう人もいるというわけだ。

 

 

 

 

(やめて・・やめて・・・もう老化は認めるから・・認知症はやめて・・)

 

 

認知症

 

 

認知症と物忘れド忘れの違い

 

心配のまま過ごすのも嫌なので、続けて認知症と普通の物忘れド忘れとの違いについて調べてみることにした。

 

 

 

 

物忘れにはいくつかの種類があり、認知症の心配がないものとあるものがあるらしい。

 

認知症の心配がない物忘れ

 

 

 

 

短期記憶が抜ける

 

・朝食べたものが思い出せない。

 

・電話番号を覚えてかけようとしても何度も見直してしまう

 

などが短期記憶。

 

特に長期で覚えておく必要がなく、一時的に記憶しただけのもの。

 

脳の海馬でいったん記憶され、必要がなければ消去される。数分で忘れる場合もあるし、1か月程度保管されて必要ないと判断されると消えることもある。

 

電話番号についてもその時にしかかけない番号であればすぐに忘れても問題がないのでこの短期記憶に分類される。

 

 

認知症

 

注意力が低下して忘れる

 

・今持っていたはずの鍵などをどこに置いたか忘れる。

 

・やることがあって立ち上がったのに何をするのか忘れてしまう。

 

・今聞いた人の名前をもうすぐに忘れてしまう

 

これは短期記憶の少したってから忘れるとは異なり、すぐにその場で忘れてしまうというもの。

 

何かを覚えても他のことで注意力を奪われ今覚えていたことが抜けてしまう現象だ。

 

冷蔵庫を開けた瞬間に何を出すか忘れてしまうなどもこの例(よくありますね・・これは)。

 

認知症

 

 

長期記憶が思い出せない

 

・良く知ってるはずの芸能人の名前が思い出せない。

 

・お世話になった先生の名前が思い出せない。

 

・完全に覚えていたはずの英単語が出てこない。

 

など確かに覚えていたはずのものが思い出せないというもの。

 

記憶は海馬で一時的に記憶された後、必要と判断されたものは大脳皮質へ移し替えられる。

 

ここは脳の倉庫のような役割を果たしているところで長期の記憶の保管ができる場所。

 

ここに蓄えられた記憶は海馬を使って取り出すことができるそうだ。

 

しかし老化などにより海馬の性能が鈍くなってしまうと、なかなかその記憶を取り出すことができず、

 

「あ・・・名前が出てこない!」という現象が起こってしまうらしい。

 

 

認知症

 

認知症の心配がある物忘れ

 

これに対し、認知症の心配があるのは次のような物忘れの場合。

 

「エピソード記憶」がなくなってしまう

 

・旅行先の出来事の一部などではなく旅行に行ったことそのものが記憶から抜け落ちてしまう。

 

・話した内容ではなく、そこで話していたという事実も忘れてしまう。

 

このようにその記憶の中の一部だけではなく、その体験、エピソードそのものを忘れてしまうケース。

 

これは認知症の初期の場合が多いとのこと。

 

手続き記憶が欠落する

 

・久しぶりに自転車に乗ろうとしたがうまく運転できなかった。

 

・昔よく弾いていた楽器がうまく弾けない。

 

自転車や自動車の運転などは一度見についてしまえば体が勝手に動いてできるもの。

 

これを手続き記憶というが、当たり前にできていたこの手続きを忘れてしまうものがこのケース。

 

これは認知症を疑う大きな要因だとのこと。

 

 

ちょっとした物忘れならまだ大丈夫なのかもしれない・・

 

と、認知症と物忘れについていろいろ調べてみた。

 

これを見ると、芸能人の名前が思い出せなかったり、人の顔を忘れてしまうというのはあくまでも物忘れで認知症の始まりではないらしい。

 

良かった!

 

・・・かどうかはわからないけど・・。とりあえずは安心した。

 

 

 

 

しかし、こうやって歳をとって頭がどんどん鈍っていくのは本当に悲しいものだ。

 

 

 

 

私がよく若い時には母親などが

 

「えっと、あれ、あれ、あれだよー」などと

 

あれを連発しているのを聞いて、「あれじゃわかんないよ!」などと馬鹿にしてしまったことも多かった。

 

今更ながらに謝りたい。

 

 

 

 

人って歳を取るんだね。

 

悲しいけど。

 

認知症